2009年9月3日木曜日

Vlerick MBA 2009 二日目

今日はまた、学校の紹介の日で、学内の設備に関する説明を受けたり、Full Time MBAの学長の話を聞いたりしていました。

ダイレクターは南アフリカ出身で、話の内容などからして、相当重厚な知識と経験を持っていると感じました。

彼はまず、Vlerickの特徴をランキングなどから解説してくれました。

Economistのランキングで世界14位、ラテンアメリカビジネスのランキングで世界20位、他にインターナショナルランキングで世界トップという数 字を出していました。FTに関しては世界74位で、この結果に関しては、ランキングの指標がサラリーに偏っているためだと解説していました。ヨーロッパの スクール間のランキングでも、ケンブリッジの次とか、オックスブリッジの上にランキングされているものもあるとの話でした。

学校の特徴としては、現在88人の学生で、41カ国から集まっているといいます。実は、2名ビザの申請で到着が遅れていて、現在の進行状況では、このまま参加しないことになるかもしれないとのことでした。

Vlerick MBAを選択する理由について、このイントロダクションの中で、学生とダイレクターの両方から話を聞くことができました。色々な見方を総合して、ダイレク ターは、Vlerick MBAでは学生一人ひとりが一年後にまったく別の人間になっているだろうといいます。毎日少しずつパーソナリティーが変化していくといいます。そして、そ ういったことがキャリアチェンジにつながったり、サラリーのアップにつながったり、そして何よりも自身の目標の実現、ひいては、社会貢献の実現につながる といいます。

また、ファイナンシャルクライシスに関しては、就職市場に確かに大きな影響を与えているが、Vlerick MBAからはほぼ確実に希望する進路に進めるだろうといいます。ある程度誇張というか、暗示的なものが含まれているとは思うのですが、実際、ランキングで 見ると、Vlerickは就職率100%を誇っています。それなりの効果がMBAでの経験から期待できるのだと思います。

さらに今日は、エグゼクティブMBAやパートタイムMBAのキャンパスがある同じベルギーのゲントという町に行ってきました。これは、ビジネススクール全 体の始業セレモニーのためで、ビールなどをバーで飲ませてもらったあと、ホールで非常に長い始業のスピーチを聞くこととなりました。建物内でのマイクの反 響が悪く、ほとんど聞き取ることができなかった上に、終了時間はもう夜の10時を回るところという具合に、ハードなものとなりました。

今日はバスの中でチェコ出身の人に当時のチェコの民主化の状況や、そのまえの社会主義時代の話、西側からの影響の話などを聞くことができました。ロシアと 東欧の民主化の潮流の違いや、その潮流の違いを作る下地となった地理的状況の差、文化的状況の差、あるいはそれらを差し引いても残るロシアとの共通点など も何となく理解することができました。それにプラスして、日本にとってのマーケットという視点でのロシア、東欧、西欧の差がかなり如実に理解できたように 感じます。

まだ授業は始まっていませんが、学べることがあまりにも多くて、刺激的です。

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