Entrepreneurship
Vlerickはランキングなどで調べると、Entrepreneurshipの評判が高い学校ということになっています。
実はResearchの時点では、いったいどういうことで、Entrepreneurship教育が行われているのか?という点が判然としていませんでした。MBAFAIRでモスクワに来ていた関係者の話からは、トータルのマネジメント教育を施すことによってEntrepreneurshipの能力を身に着けるという説明を受け、なるほどと、納得していました。
昨日が、Entrepreneurshipの初授業でした。
朝と昼の両方を使って行われた朝9時~夕方5時30分までの丸々一日の授業でした。
先生は客観的にアントレが行われる外的要因と内的要因について説明してくれて、
最後に、INSEARDの学生が作ったビジネスプランのケースを見せてもらい、
グループディスカッションをするという課題も与えられました。
このケースは印象的で、まったくつかみ所がないできの悪いビジネスプランを扱ったものでした。
現実的にこのビジネスプランはINSEARDで批判を浴び、作成者は再考を即されたそうです。
で、その後彼がどうなったかというと、まさに根性でビジネスを自費で立ち上げ、
その後NASDAQに上場するところまで成功にいたっているといいます。
そこから当然理解できるメッセージは、成功を信じること、でも決して頑固になるのではなく、
人の意見はしっかりと聞いて、成長すること、というところでしょうか。
Entrepreneurshipの取り組みは、Vlerickではこの9月から始まって、3月のビジネスプランの発表まで続くといいます。ビジネスプランはマストで、半年の期間を通じて、チームを組んでビジネスプランの作成に当たることになります。優勝したチームにはその後のヨーロッパでのコンペティションが待ち受けており、INSEARDやIMDなどが参加する大会に学校を代表して参加することになります。
さあ僕はまあどうしようかと。
2009年9月22日火曜日
Financial Accounting
週二回ずつ位の頻度でファイナンスアカウンティングを受講しています。
基本的には簿記です。
参加者のほとんどが簿記の基礎すらもかじっていない様子で、基本的なところで躓きまくっているようです。
先生は非常に丁寧に内容を教えてくれ、その上授業の中で仕分けの課題などをやってくれたりします。
僕は高校のころ、商業科で、簿記も航行の授業で一通り習っているので、特に問題は感じません。
高校のころの授業と比較して、面白いと思うのは、日本の高校では、簿記はとにかくやって覚えろという感じで、
仕分けをしこたまさせて、その答えあわせをするというほう方法を取っているのに対し、
こちらはさすがヨーロッパということで、こまかーく、言葉で簿記の記帳の流れを説明しようというところです。
学生の皆さん非常に優秀な人たちが集まっているのですが、結果的に混乱の坩堝に陥っています。
Vlerickは一年制の学校ですから、初期のころは、ビジネスに必要な基礎を固めるような授業であふれています。
ですから、基礎が固まっている学生が来た場合、物足りないのではないかと思います。
僕の場合は、簿記については大体知っているのですが、基本の見直しという意味と、英語での簿記実務の入り口ということで、むしろこれくらいのレベルからやってくれてありがたかったりします。
基本的には簿記です。
参加者のほとんどが簿記の基礎すらもかじっていない様子で、基本的なところで躓きまくっているようです。
先生は非常に丁寧に内容を教えてくれ、その上授業の中で仕分けの課題などをやってくれたりします。
僕は高校のころ、商業科で、簿記も航行の授業で一通り習っているので、特に問題は感じません。
高校のころの授業と比較して、面白いと思うのは、日本の高校では、簿記はとにかくやって覚えろという感じで、
仕分けをしこたまさせて、その答えあわせをするというほう方法を取っているのに対し、
こちらはさすがヨーロッパということで、こまかーく、言葉で簿記の記帳の流れを説明しようというところです。
学生の皆さん非常に優秀な人たちが集まっているのですが、結果的に混乱の坩堝に陥っています。
Vlerickは一年制の学校ですから、初期のころは、ビジネスに必要な基礎を固めるような授業であふれています。
ですから、基礎が固まっている学生が来た場合、物足りないのではないかと思います。
僕の場合は、簿記については大体知っているのですが、基本の見直しという意味と、英語での簿記実務の入り口ということで、むしろこれくらいのレベルからやってくれてありがたかったりします。
2009年9月6日日曜日
Managing across cutures
この授業では複数の文化間での作業のマネジメントのポイントを学びます。
先のケースとマネジメントの授業はVlerick MBAの目的、その後の仕事の概要、そしてMBAでの学習の意味を大まかに把握するために重要なものでした。一方、こちらの多文化に関する授業は、88人、41の国籍の学生で実行されるVlerick MBAのインターナショナルな作業のガイドとなるものです。さらには、理想的な多国籍チームというものがどういうものであるのか、例を示してくれるようです。
今回第一回目の授業では、かなり幅広い方面での文化間での差が提示されています。
1.環境との関係
2.男性的・女性的
3.時間感覚
4.コミュニケーション感覚
5.空間感覚
6.権力の配分
7.社会構造
8.ルール感覚
9.考え方
です。
単純に知的好奇心の観点から面白いと思ったのは、時間のとらえ方に関するとらえ方でした。これは、文化圏によって時間が初めから最後に向かって一直線に進んでいくという見方と毎日サイクルが繰り返していくように考えるという見方とがあるというわけです。
僕の場合は、実はサイクルでは見ていなくて、直線で見ているということがはっきりわかりました。アメリカ人などでさえもサイクルで見ているようでした。たぶん、日本は特にサイクル型なのではないかと思います。ロジックも直線型とサイクル型があって、僕は小学校の時から直線型、一般にアジアはサイクル型だといいます。
あと、善し悪しのとらえ方で、恥じるという見方と罪であるという見方との二つがあるという話も印象的でした。割と「恥じるという感じはどういうこと??」という位、恥に対する見方が薄い国の人がいたりします。そうして、僕は恥という感情に支配されている日本から来ているので、まあ思わず、いや、恥はわかるよ、という反応をしてみたところ、先生にちょっと説明してみてよと、突っ込みをいれられてしまいました。これが、今回MBAクラスの中での初めての発言となりました。
中々意見が言えなくてもどかしいなあという感情に支配されていたため、思わず、その、英語で発言することの、日本人にとっての難しさと絡ませて、恥についての説明をしてしまいました。例がよくなかったなあと我ながら思いました。周囲に対する日本人の意識の強さと、その元になっている周囲の意見の重さ、などを説明しました。実はこの理解のバックグラウンドになる日本人の恥に関する意識について、以前どこかで読んでいたので、その後のDeanの家での飲み会では、何人かのクラスメートに、農耕文化と集団作業の日本人にとっての意味の重さからその結果としての腹切り、やくざの指つめに至るまでを一応解説しておきました。
話は前後しますが、そもそも「多国籍集団での作業というのは、生産性が悪すぎるのではないか?」という疑問が頭をもたげます。この授業の中では、各文化の著しい差、そのために起こる不信、紛争などをうまくマネージメントしましょうという方向なのですが、そんなに難しいなら、いちいち、多民族で作業するのではなく、日本のようにモノカルチャーでやれば、すっきり簡単、生産性も上がるだろうという気がします。これは、僕自身のロシアでの実務の中でも当然のように湧きあがってきた疑問であり、この疑問があったからこそ、世界のMBAの中でももっとも幅広く多国籍で人材を集めているVlerickに興味を持った理由の一つでもありました。民族の固まりを最低限にすることによって、日本人だけで固まってしまうというような、よくある留学の風景になることを防止しているのだと理解できました。そして、そこまでこだわっている多民族性ですから、当然に、「理想的な多文化マネージメント」というものを論理面、実務面で提示されるはずだと感じていました。
先生の話では、実際にそういった成功例を今後紹介していくとのことでした。また実際問題、日本企業でさえも他国に進出するにあたって、モノカルチャーでやっていけるわけはないので、今後ますます、多文化マネジメントの重要性は増加していくと思われます。そしてそのように、授業の中でも解説がなされていました。
後この授業で使われたケースは大韓航空の事故発生に至るコミュニケーションの問題を扱ったものと日本企業での不可解な人事決定に関するものでした。
先生は北京のVlerickMBAで指揮をとっている人物でした。ニュージーランド人で、日本やタイでも実務の経験があるようでした。来週もまた授業があるので楽しみです。
先のケースとマネジメントの授業はVlerick MBAの目的、その後の仕事の概要、そしてMBAでの学習の意味を大まかに把握するために重要なものでした。一方、こちらの多文化に関する授業は、88人、41の国籍の学生で実行されるVlerick MBAのインターナショナルな作業のガイドとなるものです。さらには、理想的な多国籍チームというものがどういうものであるのか、例を示してくれるようです。
今回第一回目の授業では、かなり幅広い方面での文化間での差が提示されています。
1.環境との関係
2.男性的・女性的
3.時間感覚
4.コミュニケーション感覚
5.空間感覚
6.権力の配分
7.社会構造
8.ルール感覚
9.考え方
です。
単純に知的好奇心の観点から面白いと思ったのは、時間のとらえ方に関するとらえ方でした。これは、文化圏によって時間が初めから最後に向かって一直線に進んでいくという見方と毎日サイクルが繰り返していくように考えるという見方とがあるというわけです。
僕の場合は、実はサイクルでは見ていなくて、直線で見ているということがはっきりわかりました。アメリカ人などでさえもサイクルで見ているようでした。たぶん、日本は特にサイクル型なのではないかと思います。ロジックも直線型とサイクル型があって、僕は小学校の時から直線型、一般にアジアはサイクル型だといいます。
あと、善し悪しのとらえ方で、恥じるという見方と罪であるという見方との二つがあるという話も印象的でした。割と「恥じるという感じはどういうこと??」という位、恥に対する見方が薄い国の人がいたりします。そうして、僕は恥という感情に支配されている日本から来ているので、まあ思わず、いや、恥はわかるよ、という反応をしてみたところ、先生にちょっと説明してみてよと、突っ込みをいれられてしまいました。これが、今回MBAクラスの中での初めての発言となりました。
中々意見が言えなくてもどかしいなあという感情に支配されていたため、思わず、その、英語で発言することの、日本人にとっての難しさと絡ませて、恥についての説明をしてしまいました。例がよくなかったなあと我ながら思いました。周囲に対する日本人の意識の強さと、その元になっている周囲の意見の重さ、などを説明しました。実はこの理解のバックグラウンドになる日本人の恥に関する意識について、以前どこかで読んでいたので、その後のDeanの家での飲み会では、何人かのクラスメートに、農耕文化と集団作業の日本人にとっての意味の重さからその結果としての腹切り、やくざの指つめに至るまでを一応解説しておきました。
話は前後しますが、そもそも「多国籍集団での作業というのは、生産性が悪すぎるのではないか?」という疑問が頭をもたげます。この授業の中では、各文化の著しい差、そのために起こる不信、紛争などをうまくマネージメントしましょうという方向なのですが、そんなに難しいなら、いちいち、多民族で作業するのではなく、日本のようにモノカルチャーでやれば、すっきり簡単、生産性も上がるだろうという気がします。これは、僕自身のロシアでの実務の中でも当然のように湧きあがってきた疑問であり、この疑問があったからこそ、世界のMBAの中でももっとも幅広く多国籍で人材を集めているVlerickに興味を持った理由の一つでもありました。民族の固まりを最低限にすることによって、日本人だけで固まってしまうというような、よくある留学の風景になることを防止しているのだと理解できました。そして、そこまでこだわっている多民族性ですから、当然に、「理想的な多文化マネージメント」というものを論理面、実務面で提示されるはずだと感じていました。
先生の話では、実際にそういった成功例を今後紹介していくとのことでした。また実際問題、日本企業でさえも他国に進出するにあたって、モノカルチャーでやっていけるわけはないので、今後ますます、多文化マネジメントの重要性は増加していくと思われます。そしてそのように、授業の中でも解説がなされていました。
後この授業で使われたケースは大韓航空の事故発生に至るコミュニケーションの問題を扱ったものと日本企業での不可解な人事決定に関するものでした。
先生は北京のVlerickMBAで指揮をとっている人物でした。ニュージーランド人で、日本やタイでも実務の経験があるようでした。来週もまた授業があるので楽しみです。
2009年9月5日土曜日
Introduction to Cases&General Management
初授業でした。
授業が始まってからCaseを渡され、とりあえず、20分で読むようにと時間を指定されました。
その後、グループ分けが行われ、僕はヨルダン人、インド人、アメリカ人、一人失念と日本人の僕の5人のチームに入りました。チームごとに個室が与えられ、グループ作業をします。
ケースをスピーディーに読み、それを分析、グループ内でディスカッションします。
ケースの内容は若くしてマネージャーのポストに就くアメリカ人が
いくつかの問題に遭遇していくか中で、どのようなアドバイスを与えるかというもの。
Harvard Business Schoolのケースで、非常にクラシカルな内容であるとのことでした。
グループ内でそれぞれが意見を述べ、グループとしての意見として集約し、教室に戻ります。
ディスカッションする時間も30分程度でした。
教室では、その話合った内容を学生たちが先生に伝え、先生がそれに対して
フィードバックとしてのお話をしてくれます。
短時間のディスカッション・分析では見えてこなかった側面がそこで徐々に明らかになってきます。
さらに、そこから先生は問題をフレームに従って分析していきます。
注目すべきは、個々人の立場に立った問題分析方法を提示していることでした。
「新しいボスが現れた場合、部下の立場として何を期待するか?」
「ボスとして、新しい部下に対して何を期待するか?」
といった設問が設定されます。
こういった質問に個々人が答えることによって、自分の立場で問題のポイントが見えてくるというわけです。また、学生個々人が教室の中で発言するため、それぞれの考えを客観的に観測することができます。ついでに、非常に広い国籍プールがあるので、文化的背景も生で感じることができます。
解説の中で、Functional organisationとProfit cetner organisationの違いに焦点が当てられました。
前者はいわゆる縦割りの階層構造型組織で、後者は利益を作り出すチームごとに権限を分権し、これまでセールスと製造の間に政治的溝がったところを壁を取っ払って、なおかつセクションを小さく分割するというものです。(わかりにくい説明でごめんなさい)詳しくはこちらなどで。。。
80年代90年代にこういった組織構造、経営手法が注目され、コンサルティングファームが活躍、
その潮流で、ヨーロッパにたくさんのMBAが設立されるようになった、と説明していました。
そして、MBAの学生としては、後者のProfit center型の組織に就職するべきで、
おおむね、Functional organizationでは力を発揮できず、不幸な会社生活を送るだろうといいます。
ケースの中で紹介されていたのは、問題を抱えるチームでした。
そして、その状況の打開のポイントが描かれます。
非常に簡単、基礎的なことですが、すべての活動の基礎となります。
1.目標設定
2.組織のデザイン
3.個人的なリーダーシップ
今後の学習の中で、これらのポイントに関するスキルを身につけるということです。
そして、この学校ではソフトスキルの習得にもかなり力を入れているとのことです。
あんまり寝ていないのですごく眠かったのですが、
興奮しながら授業に参加することができました。
授業が始まってからCaseを渡され、とりあえず、20分で読むようにと時間を指定されました。
その後、グループ分けが行われ、僕はヨルダン人、インド人、アメリカ人、一人失念と日本人の僕の5人のチームに入りました。チームごとに個室が与えられ、グループ作業をします。
ケースをスピーディーに読み、それを分析、グループ内でディスカッションします。
ケースの内容は若くしてマネージャーのポストに就くアメリカ人が
いくつかの問題に遭遇していくか中で、どのようなアドバイスを与えるかというもの。
Harvard Business Schoolのケースで、非常にクラシカルな内容であるとのことでした。
グループ内でそれぞれが意見を述べ、グループとしての意見として集約し、教室に戻ります。
ディスカッションする時間も30分程度でした。
教室では、その話合った内容を学生たちが先生に伝え、先生がそれに対して
フィードバックとしてのお話をしてくれます。
短時間のディスカッション・分析では見えてこなかった側面がそこで徐々に明らかになってきます。
さらに、そこから先生は問題をフレームに従って分析していきます。
注目すべきは、個々人の立場に立った問題分析方法を提示していることでした。
「新しいボスが現れた場合、部下の立場として何を期待するか?」
「ボスとして、新しい部下に対して何を期待するか?」
といった設問が設定されます。
こういった質問に個々人が答えることによって、自分の立場で問題のポイントが見えてくるというわけです。また、学生個々人が教室の中で発言するため、それぞれの考えを客観的に観測することができます。ついでに、非常に広い国籍プールがあるので、文化的背景も生で感じることができます。
解説の中で、Functional organisationとProfit cetner organisationの違いに焦点が当てられました。
前者はいわゆる縦割りの階層構造型組織で、後者は利益を作り出すチームごとに権限を分権し、これまでセールスと製造の間に政治的溝がったところを壁を取っ払って、なおかつセクションを小さく分割するというものです。(わかりにくい説明でごめんなさい)詳しくはこちらなどで。。。
80年代90年代にこういった組織構造、経営手法が注目され、コンサルティングファームが活躍、
その潮流で、ヨーロッパにたくさんのMBAが設立されるようになった、と説明していました。
そして、MBAの学生としては、後者のProfit center型の組織に就職するべきで、
おおむね、Functional organizationでは力を発揮できず、不幸な会社生活を送るだろうといいます。
ケースの中で紹介されていたのは、問題を抱えるチームでした。
そして、その状況の打開のポイントが描かれます。
非常に簡単、基礎的なことですが、すべての活動の基礎となります。
1.目標設定
2.組織のデザイン
3.個人的なリーダーシップ
今後の学習の中で、これらのポイントに関するスキルを身につけるということです。
そして、この学校ではソフトスキルの習得にもかなり力を入れているとのことです。
あんまり寝ていないのですごく眠かったのですが、
興奮しながら授業に参加することができました。
2009年9月4日金曜日
キャリアサービスのイントロ
今日は半日、キャリアサービスのイントロダクションをクラス全員に対して行ってくれました。
Vlerickのキャリアサービスの質の高さは、3ヶ月以内就職率100%という数字からある程度予測はできていたのですが、今日の話の内容で、なるほど理にかなっているシステムだと感じました。
Vlerickではまず、就職を決める決め手となるネットワーク作りのイロハから学生たちに教えていきます。ネットワークを作る上での理論面でのワークショップが近々行われます。さらに、卒業生などを招いて、在校生との交流を促進させたり、メンターというシステムを採用して、Vlerickの卒業生であるメンターと学生とが一対一で面談できる状況を作り出してくれています。また、僕は、他国の夏のサマースクールでファイナンスの勉強を三週間ほどしてきたわけですが、その際メンツはインターナショナルでしたが、基本的に授業を受けるだけという内容でした。ネットワーク作りのためのサポートは学校側からは特になかったのです。このことから、Vlerickが学生同士、あるいは在校生とアルムナイ、さらには将来の採用者までのネットワーク作りをシステムとして行っているということが明確に理解できます。
そのため、日本人の中でも割と引っ込み思案の僕でさえも、毎日英会話の授業を受けているときよりも、はるかにたくさん英語で会話をすることができています。理想的な英会話トレーニングといってもよいかと思います。
さて、Vlerickでは仕事をゲットするにいたるまでの過程をいくつかのイベントといくつかのガイダンス、自己分析、戦略構築、ネットワーク構築、などなどといった具体的な方策で彩っています。またその中心には、本人の適性、本当にやりたいこと、本当に人生で目指したいことがあると強く主張します。全く理にかなっていると思います。今日の講座の最後では、「成功は必ずしも人を幸せにしない、幸せは必ず人に成功をもたらす」という言葉の引用で締めくくられました。僕はこのVlerickの人たちは信頼できると、強く感じています。
明日からついに、実際の授業が始まってきます。読み物が早速たくさんあります。教科書も例の電話帳サイズのものが三冊とりあえず渡されました。重すぎて、一度に家まで運べないため、一冊は学校のロッカーに置いたままです。
Vlerickのキャリアサービスの質の高さは、3ヶ月以内就職率100%という数字からある程度予測はできていたのですが、今日の話の内容で、なるほど理にかなっているシステムだと感じました。
Vlerickではまず、就職を決める決め手となるネットワーク作りのイロハから学生たちに教えていきます。ネットワークを作る上での理論面でのワークショップが近々行われます。さらに、卒業生などを招いて、在校生との交流を促進させたり、メンターというシステムを採用して、Vlerickの卒業生であるメンターと学生とが一対一で面談できる状況を作り出してくれています。また、僕は、他国の夏のサマースクールでファイナンスの勉強を三週間ほどしてきたわけですが、その際メンツはインターナショナルでしたが、基本的に授業を受けるだけという内容でした。ネットワーク作りのためのサポートは学校側からは特になかったのです。このことから、Vlerickが学生同士、あるいは在校生とアルムナイ、さらには将来の採用者までのネットワーク作りをシステムとして行っているということが明確に理解できます。
そのため、日本人の中でも割と引っ込み思案の僕でさえも、毎日英会話の授業を受けているときよりも、はるかにたくさん英語で会話をすることができています。理想的な英会話トレーニングといってもよいかと思います。
さて、Vlerickでは仕事をゲットするにいたるまでの過程をいくつかのイベントといくつかのガイダンス、自己分析、戦略構築、ネットワーク構築、などなどといった具体的な方策で彩っています。またその中心には、本人の適性、本当にやりたいこと、本当に人生で目指したいことがあると強く主張します。全く理にかなっていると思います。今日の講座の最後では、「成功は必ずしも人を幸せにしない、幸せは必ず人に成功をもたらす」という言葉の引用で締めくくられました。僕はこのVlerickの人たちは信頼できると、強く感じています。
明日からついに、実際の授業が始まってきます。読み物が早速たくさんあります。教科書も例の電話帳サイズのものが三冊とりあえず渡されました。重すぎて、一度に家まで運べないため、一冊は学校のロッカーに置いたままです。
2009年9月3日木曜日
Vlerick MBA 2009 二日目
今日はまた、学校の紹介の日で、学内の設備に関する説明を受けたり、Full Time MBAの学長の話を聞いたりしていました。
ダイレクターは南アフリカ出身で、話の内容などからして、相当重厚な知識と経験を持っていると感じました。
彼はまず、Vlerickの特徴をランキングなどから解説してくれました。
Economistのランキングで世界14位、ラテンアメリカビジネスのランキングで世界20位、他にインターナショナルランキングで世界トップという数 字を出していました。FTに関しては世界74位で、この結果に関しては、ランキングの指標がサラリーに偏っているためだと解説していました。ヨーロッパの スクール間のランキングでも、ケンブリッジの次とか、オックスブリッジの上にランキングされているものもあるとの話でした。
学校の特徴としては、現在88人の学生で、41カ国から集まっているといいます。実は、2名ビザの申請で到着が遅れていて、現在の進行状況では、このまま参加しないことになるかもしれないとのことでした。
Vlerick MBAを選択する理由について、このイントロダクションの中で、学生とダイレクターの両方から話を聞くことができました。色々な見方を総合して、ダイレク ターは、Vlerick MBAでは学生一人ひとりが一年後にまったく別の人間になっているだろうといいます。毎日少しずつパーソナリティーが変化していくといいます。そして、そ ういったことがキャリアチェンジにつながったり、サラリーのアップにつながったり、そして何よりも自身の目標の実現、ひいては、社会貢献の実現につながる といいます。
また、ファイナンシャルクライシスに関しては、就職市場に確かに大きな影響を与えているが、Vlerick MBAからはほぼ確実に希望する進路に進めるだろうといいます。ある程度誇張というか、暗示的なものが含まれているとは思うのですが、実際、ランキングで 見ると、Vlerickは就職率100%を誇っています。それなりの効果がMBAでの経験から期待できるのだと思います。
さらに今日は、エグゼクティブMBAやパートタイムMBAのキャンパスがある同じベルギーのゲントという町に行ってきました。これは、ビジネススクール全 体の始業セレモニーのためで、ビールなどをバーで飲ませてもらったあと、ホールで非常に長い始業のスピーチを聞くこととなりました。建物内でのマイクの反 響が悪く、ほとんど聞き取ることができなかった上に、終了時間はもう夜の10時を回るところという具合に、ハードなものとなりました。
今日はバスの中でチェコ出身の人に当時のチェコの民主化の状況や、そのまえの社会主義時代の話、西側からの影響の話などを聞くことができました。ロシアと 東欧の民主化の潮流の違いや、その潮流の違いを作る下地となった地理的状況の差、文化的状況の差、あるいはそれらを差し引いても残るロシアとの共通点など も何となく理解することができました。それにプラスして、日本にとってのマーケットという視点でのロシア、東欧、西欧の差がかなり如実に理解できたように 感じます。
まだ授業は始まっていませんが、学べることがあまりにも多くて、刺激的です。
ダイレクターは南アフリカ出身で、話の内容などからして、相当重厚な知識と経験を持っていると感じました。
彼はまず、Vlerickの特徴をランキングなどから解説してくれました。
Economistのランキングで世界14位、ラテンアメリカビジネスのランキングで世界20位、他にインターナショナルランキングで世界トップという数 字を出していました。FTに関しては世界74位で、この結果に関しては、ランキングの指標がサラリーに偏っているためだと解説していました。ヨーロッパの スクール間のランキングでも、ケンブリッジの次とか、オックスブリッジの上にランキングされているものもあるとの話でした。
学校の特徴としては、現在88人の学生で、41カ国から集まっているといいます。実は、2名ビザの申請で到着が遅れていて、現在の進行状況では、このまま参加しないことになるかもしれないとのことでした。
Vlerick MBAを選択する理由について、このイントロダクションの中で、学生とダイレクターの両方から話を聞くことができました。色々な見方を総合して、ダイレク ターは、Vlerick MBAでは学生一人ひとりが一年後にまったく別の人間になっているだろうといいます。毎日少しずつパーソナリティーが変化していくといいます。そして、そ ういったことがキャリアチェンジにつながったり、サラリーのアップにつながったり、そして何よりも自身の目標の実現、ひいては、社会貢献の実現につながる といいます。
また、ファイナンシャルクライシスに関しては、就職市場に確かに大きな影響を与えているが、Vlerick MBAからはほぼ確実に希望する進路に進めるだろうといいます。ある程度誇張というか、暗示的なものが含まれているとは思うのですが、実際、ランキングで 見ると、Vlerickは就職率100%を誇っています。それなりの効果がMBAでの経験から期待できるのだと思います。
さらに今日は、エグゼクティブMBAやパートタイムMBAのキャンパスがある同じベルギーのゲントという町に行ってきました。これは、ビジネススクール全 体の始業セレモニーのためで、ビールなどをバーで飲ませてもらったあと、ホールで非常に長い始業のスピーチを聞くこととなりました。建物内でのマイクの反 響が悪く、ほとんど聞き取ることができなかった上に、終了時間はもう夜の10時を回るところという具合に、ハードなものとなりました。
今日はバスの中でチェコ出身の人に当時のチェコの民主化の状況や、そのまえの社会主義時代の話、西側からの影響の話などを聞くことができました。ロシアと 東欧の民主化の潮流の違いや、その潮流の違いを作る下地となった地理的状況の差、文化的状況の差、あるいはそれらを差し引いても残るロシアとの共通点など も何となく理解することができました。それにプラスして、日本にとってのマーケットという視点でのロシア、東欧、西欧の差がかなり如実に理解できたように 感じます。
まだ授業は始まっていませんが、学べることがあまりにも多くて、刺激的です。
Vlerick MBA 2009-2010 初日!
今日待望のVlerick MBAの初日でした。
とはいっても、授業があったわけではありませんでした。
朝食とランチをクラスメイトと一緒に食べたり、
ディーンの話を聞いたりという塩梅です。
今日初めて知ったのですが、ディーンはこれまでINSEARDで教鞭をとってきた人物とのこと。
Vlerickでは今年が初年だそうです。
彼の話の中で最も強調されていたのが、
Vlerickの多様性、かなり幅広い国からの学生で構成されたクラスだそうです。
100人と小規模のMBAなのですが、41カ国から学生が集まっています。
その国籍の種類ははるかに学生数の多いINSEARDよりも幅広いそうです。
また、ほとんどの学生が複数の国での就業経験を有しています。
面白いのは昨年まで50人程度の規模だったのが、
今年は100人程度とほぼ倍に学生数を増やしていることです。
授業料も年々かなりの幅で増加しております。
数年前と比べると、学費は二倍以上になっています。
ですから、学校の収入も二倍以上増大しているということです。
また、多国籍ではあるもののインド人の数が多いことも特徴です。
おそらくこれらの現象は、学校がそのプレセンスを増大させるために
攻めに出ている表れで、増大した収入でスタッフを増強させたりしているのではないかと思います。
同時に、インド人が多いというのも、相対的にGMATで高得点をとっている
インド人を積極的に増やすことで、GMAT平均点の底上げ、
その結果としてのランキングの上昇を狙っているものとみられます。
100人のうち、五人ほどロシア人がおり、一定の勢力となっているようです。
これはVlerickがロシアを向いていること、ひいてはヨーロッパ自体が
ロシアを近場のニューマケットとして戦略的重要とみなしているあらわれと思えます。
そもそもVlerickはロシアサンクトペテルブルグにPartTimeMBAの学校を有しています。
日本人は三人が参加しています。
昨年も三人の方がおられたようですから、
割合的には減っていると解釈できます。
今日はまた、自己紹介のコーナーもありました。
アメリカ人でオバマの選挙のバックアップをやっていた人や
モスクワで3年務めていたオランダ人などに興味を持ちました。
非常に幅広い人材がいて、同時にかなり自由な雰囲気があるところです。
Vlerickに入学してよかったと、心底思いました。
授業も楽しみです。しかし、今週中は授業はなく、イベントばかりです。
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