2009年10月10日土曜日

ここ最近の授業を振り返ってみる。。。

更新間隔が開いてしまいましたが、今日までにいくつかの授業を受講していました。リーダーシップ、IT、マーケティング、CSRなど。また、毎週金曜日にはキャリアサービスも行われています。

今のところ学校から配られたバインダーは10冊ほどになっています。学校側は、新しい教科が一つ始まるたびに、その教科の資料、スライドなどが綴じられたバインダーを配布します。同時に、教科書が指定されている教科については、その教科書も配られます。これまでに10冊のバインダーが配られたということは、長短合わせて10の教科がすでに開始され、一部はすでに終了しているということになります。Vlerickの学生も言っていましたが、USの学校などと比べると、このペースは異常に速いそうです。

これまで授業を受けてきた中で、授業の質の違いをはっきり認識しています。それは、教授の資質に強く依存していると同時に、恐らく学校の方針、目指す人物育成像、そしてその方法戦略などからも影響を与えららていると思います。

先生の資質が特に優れていると感じられるのはValue Added ITの授業でした。先生は明らかにITシステムに対する理想主義者で、理想のITシステムに対する強い愛情と情熱を感じます。とはいっても、授業内容はITの専門的内容にこだわるわけではなく、また、ITエンジニアを育成することを目的とするものでもありません。あくまで、ゼネラルマネジメントのために必要なIT知識とその活用、戦略といったところが主眼に置かれています。授業はケーススタディーとグループワークを中心に行われ、グループワークで各グループがそれぞれの意見をまとめたうえで、先生が解決策や理論を提案していくという格好です。

その他の授業では、いくつかの授業が講義形式に偏っている印象も受けています。学生のクラスでの参加度が低い授業に対しては、学生の集中力も低下してしまう傾向にあるように思えます。ただ、講義外のグループワークを増やしていくと、眼もあてられないほど学習環境がハードになってしまうので、あまりその方向を推し進めると、たぶん、オーバーヒートする学生がたえないように思えます。現状でも、アントレのプロジェクトが始まりつつあったり、そろそろインカンパニープロジェクトの準備が始まったりということで、授業から離れた独自のグループワークが不可欠になってきます。。。我々の限られた一年間という時間における作業密度は今ぐらいのレベルで十分だと思えます。現時点でも、この週末は一つの科目に対するペーパーを仕上げ、別の科目のテストの準備をしなければならず、これ自体しっかりこなせるか怪しいところがあるくらいです。。。

アントレのプロジェクトでは、ロシア人、アメリカ人、ハンガリー人とグループを組む約束を取り付けることができています。もう一人か二人、参加者を見つけようかという話にもなっていますが未定です。僕のオリジナルの希望では、日本のビジネスや商品をロシアに持ち込んで、そこからヨーロッパに流し込むようなビジネスという非常にあいまいなビジョンでしたが、何度か討論を進めていくうちに、エコロジーやグリーンエナジー関連で挑戦してみようかという雰囲気になってきています。ガッツのいる方向性だと思っています。

僕自身の最大の課題としては、教室でのディスカッションへの参加です。これは多くの日本人が抱える問題だとは思いますが、授業中に自身の意見を自由に発言することはなかなか容易ではありません。英語能力の問題や性格の問題もありますが、思考形式の違いも大きく影響しているのかなという気がしています。グループワークなどでは問題なく自分の意見を言えているので、もうちょっとの努力と心がけで、もう一歩成長できるのではないかと考えています。Vlerickの学生の多くは、英語がネイティブであるわけではありません。アメリカ人やイギリス人もいますが、大多数は英語が外国語の学生です。それぞれが、それぞれの国のアクセントをもっています。ですから、僕が日本語のアクセントで英語を話したとしても、英語ネイティブに囲まれている状態と比べて、嫌な思いをする度合いはかなり低いです。まあそれでも、教室での討論への参加を阻む壁は、低くはないですよね、、、個人的に。

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