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2009年11月18日水曜日

Business and Law のプレゼン




今日は一日かけてプレゼンテーションの日でした。
科目はBusiness and Law。
結構長い期間授業を受けていますが、なかなかとらえどころのない授業です。
新聞記事や実際にあったビジネス上の出来事をとらえつつ、
現在世界で起きていることと自分自身の立ち居地を確認しようというような内容です。

そんな授業の最終課題がプレゼンテーションでした。
FTなどを読んで、プレゼンしてね、というわけです。

われわれのグループは金融危機とその回復、またその回復プロセスを継続的に続けられるかどうか、というところに焦点をあわせた内容で作りました。また、MBAホルダーとしてそういった経験・知識を将来の意思決定の際に、どようやって適用していくかということです。

プレゼンテーションの際にはかなり緊張します。他の国々の学生の英語力が、必要以上に高い、というか異常なレベルなので、英語圏での外国人丸出し、という僕の英語力では、「どうしたら恥をかかないか?」というところにばかり、意識が行きます。そんなわけで、昨日なども、放課後学校に残って、グループメンバーとプレゼンのトレーニングをしたり、家に帰ってからも、妻にプレゼンを聞いてもらったりと、地道な下準備をして望んでいます。

今日はそして、いつもよりもあまり緊張せずに臨めました。
自分自身によいイメージを持ったり、あまり細かいことを気にしないという工夫をしました。
また、これまで4-5回くらいは動揺のプレゼンテーションをやらされているので、いい加減なれてきたというところもあります。

僕個人のイメージでは、ソフトな感じで、落ち着いて、周りをよく見てプレゼンしようというイメージでしたが、実際に始めると、やはり少なからず緊張した状態で、急いだ感じでの発言、そして少々強め、攻撃的な状態になってしまいました。気にするほど攻撃的ではないのですが、自分のインサイドで、少なくとも、ソフトで落ち着いた気分を維持することはできなかったというわけです。

これは僕個人にとっては面白い観察です。気分はやはり状況にあわせて変化していくので、無理に気分を作り出すというのも自然の流れに逆らっていると考えています。ですから、今回のケースでも、ソフトな気持ちを目指しつつ、空気の流れに身を任せるイメージを持っていました。その空気とは、周りのクラスの環境でもあり、自分の抱えるプレゼンをするというタスクそのもの、そして自分自身の能力もカウントできると思います。結果、やや攻撃的な気分になったいうところに、自分自身の現在の状況が見出せるわけです。つまり、まだプレゼンというタスクに対して、完全なリラックスを持つことはできないということです。ただ、完全に臆病な感じでプレゼンに臨むという状況からは明らかに脱却できていて、その難しい状況に対して戦うという姿勢を持てるところまできているというわけです。

ただ、僕の目指すイメージは、プレゼンの場で、わかりやすく流暢な英語で話すばかりではなく、そこに演劇性というか、例えば体の動きですとか、手の振りですとか、顔の表情の変化ですとか、口調の変化ですとか、トーンの変化、音量の変化とか、そういったことをインプロビゼーションで、正に場の空気にあわせて表現するという状態にあります。こういうことをするためには、単純に準備をするというのではなく、場の空気や聴衆の反応を受け止めるフレキシブルである程度リラックスした心理状況が必要となります。また、そういった心理状況を生み出すためには、発音とかグラマーの間違いとか、言葉を思い出せないとかそういうもっと技術的な部分で不安を持たずに自由に場に臨めるようになっている必要があります。今回の僕のプレゼン時の心理状況では、聴衆が話しについてきているかどうかということに対して、注意を払える状況ではありませんでした。

まあ、なんにしても、今日のプレゼンでは最低限のハードルを越えることができていたと思います。英語力の増強や場へのなれといったところも含めて、成長を感じることができているので、さらにもう10歩くらい実力を伸ばしたいところです。

実際問題、課題とかグループワークとか、授業での理解とか、非常に重い負荷がかかっている中で、一度ならず自信がへしおられて、マジでやっていけないんじゃないかと思う状況があるわけですが、そのたびにチャレンジ精神を忘れずに、地道に戦いを続けていくことこそが、この学生生活で必要なこと、そして、人生全体を通じて必要なことだと感じています。

2009年10月28日水曜日

世界TOP10 MBA




先程、ヨーロッパ経済紙、EconomistのMBAワールドランキング2009が発表されました。

私の所属するVlerick MBAは昨年の14位から10位にポジションをあげています。
The Economistは英国のクオリティーペーパーの一つで、世界的影響力があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/エコノミスト

と、同時に、英国の出版ですから、必然的にヨーロッパや英国の学校が他のランキングに比べて上位に来る傾向があります。それでも、今回Vlerickはヨーロッパの学校の中でも4番目にランキングしていますので、ヨーロッパのMBAの中で限定しても、ヨーロッパを代表するMBAプログラムの一つであるといえそうです。

今回ランキングで評価されている点は、卒業後就職率(100%)、給与のアップ率、卒業生のネットワークといった点です。教育の質、学生の質に関しても、他に劣らないとみなせそうです。

Vlerickは他の学校に比べて安価な授業料で、ハイレベルの教育を受けることができ、キャリアチェンジにも大きな力を発揮するので、大変投資効率の高い学校だといえるかと思います。日本人の学生の多くも私費で来る場合が多く、ハングリーにビジネススキルを鍛えるには、最適な学校かと思います。

今はまだ、日本での認知度は低いので、MBA受験者の皆さんにとっては、面白い選択肢の一つになるのではないかと思います。
The Economist MBA ranking 2009
http://www.economist.com/business-education/whichmba/